カロコン開発ストーリー

2009年度に配信したカロコンメールマガジンの内容をご紹介しています。

第3回 豆腐に無糖練乳……。低カロリーの原料を求めて

ヘルシーな豆腐を採用!

「カロコン」の原料には豆腐が使用されているのはご存知でしょうか?
アイスを80kcalにしようと思えば、カロリーの高いものをあれもこれも抜いていかなければなりません。すると、どうなるでしょう?
土台のない家のように、傾いて崩れ落ちてしまいます。アイスとして成り立たなくなるのです。
それを支えているのが、豆腐。アイスには欠かせない“なめらかさ”などにも影響しています。
つまり、「カロコン」にとっての豆腐の役割は、家にたとえれば骨格のようなもの。とても大事な役割を果たしているのです。

ここでちょっと疑問に思ったので、開発担当者に尋ねてみました。「カロコンに使っている豆腐って、どんなものですか?」
私の頭の中では、巨大な豆腐が工場に運ばれ、これまた巨大なすり鉢の中ですりつぶされている絵が……。
すると、それを察したかのように、開発担当者が笑って言いました。
「豆腐って言っても、普段食べているような固形のものではないですよ。液体です。見た目は豆乳みたいな感じですね」
なんと、液体!……開発側からすれば当たり前のことですが、一般人にはわかりませんよね(笑)
ちなみに、普段食べている「カロコン」は豆腐の味はしませんが(あえて豆腐の味を消しています)、香料などを抜いたベースのものは、豆腐の味がちゃんとするそうですよ☆

こだわりの無糖練乳

2009年10月にリニューアルされた「宇治抹茶〜練乳アイス入り〜」。
「抹茶+練乳」という組み合わせのアイスは、以前から案としてあり、それが今回実現されたわけですが、一番苦労した点は、原料として使用する無糖練乳の確保だったといいます。
「練乳」と聞くと、みなさんがイメージされるのはかき氷やイチゴにかける、とろ〜っとした甘い甘い、あの練乳ですよね?
でも、あれには砂糖が入っているのです。「カロコン」には砂糖は使用しないことになっているので原料としてふさわしくありません。
そこで、今回使用することになったのが、無糖練乳。エバミルクとも呼ばれるもので、一般的には、料理用のクリームやデザートのコク味付けに使われています。

「カロコン」の開発担当者が聞いた話。
あるコンビニのデザート開発担当者が杏仁豆腐を作る際、どうしても中華料理店の杏仁豆腐のようにならないので、ヒントを求めて横浜の中華街をさまよっていました。すると、中華料理屋さんの裏にエバミルクの缶がたくさん転がっている……。それを見て、「これだっ!」と思ったらしいです(笑)。
杏仁豆腐のコク味を付けていたのは、無糖練乳だったんですね。甘味ではなくコク味を付けてくれるので、「カロコン」にはぴったり!こうして、原料は決まったのですが、まだそこには落とし穴が……。
無糖練乳の缶が1キロ入りの小さなものしかなかったのです!
じゃあ、工場用に大きなものを作ってもらえば……と思うかもしれませんが、常温保存の原料のため、殺菌の問題があったり……、なかなか難しかったようです。

そんな問題点を一つ一つクリアしていき、ようやく出来上がった「宇治抹茶〜練乳アイス入り〜」。ほろ苦い抹茶の風味とやさしい練乳の甘さのハーモニーがおいしいアイスです。

  • 管理栄養士さんとの共同開発 東京医科大学 八王子医療センター 栄養科 福元先生/深谷先生

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