カロコン開発ストーリー

2009年度に配信したカロコンメールマガジンの内容をご紹介しています。

第5回 見た目も大事! そんなにデカデカ表示しないで

80kcalが恥ずかしい?!

みなさんは、商品を買う時にパッケージに表示してあるカロリーをチェックしていますか?
裏に小さく書いてあるものもありますが、「カロコン」は表面に大きく「80kcal」と表示してあるのでわかりやすいですよね。
2008年4月にメタボ検診が義務化されてから、商品購入の際にカロリーを気にする人が増えてきています。
江崎グリコが20〜50代の男性を対象にアンケートをとった結果によると、「食品を購入する際にカロリー表示を参考にすることがあるか」という質問に対し、「ある」「たまにある」と答えた男性は、なんと半数にのぼることがわかりました。

このように、今では男性ですら、カロリー表示を見て商品を買うことは特別珍しいことではありません。けれども、「カロコン」が発売された当初はまだそのような人は少なかったのです。
ですから、発売当初の「カロコン」の「80kcal」とデカデカと表示されたパッケージは賛否両論でした。現在も大きく表示されていますが、最初は今よりもっと大きかったのです。

メタボ対策が叫ばれる昨今、「わかりやすくていい」と評価されているこのパッケージも、当時は、「こんなに大きくカロリーが表示された商品をレジに持っていくのは、ダイエットしているのがバレバレで恥ずかしい!」と思われていたんですね。

おいしさを伝えるパッケージに

この「カロコン」のパッケージは、少しずつ改良されています。
発売当初は、今より「80kcal」を強調したものでした。なぜなら、カロリー計算の基本単位である「80kcal」へ挑戦し、それを見事においしさを損なわず実現したのですから、当然、開発担当者はこれを強く主張したいと思い、大きくパッケージにデザインしたのです。
残念なことに、「80kcal」というのが、あまりにもアイスの概念を超えたカロリーだったため、「本当においしいの?」と疑問をもち、興味はあるのに食べたことがないという方が多くいたのだとか……。
もちろん、一度食べていただければそのおいしさはわかってもらえるので、「もっとおいしさが伝わり、手に取りやすいものを」と、パッケージデザインを変更。アイスの写真をおいしそうに、大きくわかりやすくしました。
このリニューアルにより、パッケージでも「カロコン」のおいしさを伝えることに成功!「80kcalでもおいしいアイス」ということが、どんどん広まっていったのです。

2009年にはモナカタイプのパッケージもリニューアル。以前は「かじった」ようだったモナカアイスの写真が、今はきれいに割れ線に沿ってまっすぐ割られた写真になっています。
中身のアイスと同じく、パッケージも変化し続けている「カロコン」。少しでも多くの方に知っていただきたい、食べていただきたいと、開発担当者の奮闘はこれからも続きます!

  • 管理栄養士さんとの共同開発 東京医科大学 八王子医療センター 栄養科 福元先生/深谷先生

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