「家電の買い替え」について ～buzzLifeリーダーアンケート-2013年8月より

買い替え・買い増しの有無を複数回答で尋ねたところ、半年以内に買い替え・買い増しをした、または来年までに予定があると回答した人は性別では大きな差は見られませんでしたが、年代別では40代以降に「買い替え済み・予定」が、20代で「買い増し済み・予定」がそれぞれ全体より多い傾向が見られました。アベノミクス効果で世間では消費傾向が上向きと言われていますが、実は予定を含めても買い替え・買い増しは全体で4割程度と意外に少ないことが分かります。

まずは「買い替え済み」「買い替え予定あり」の理由ですが、「故障・不調」に加えて「消費税率アップ」「省電力」が買い替えの後押し要因になっていることがうかがえます。一方、「買い増し済み」「買い増し予定あり」の理由はというと、猛暑の影響でエアコンを買い増すケースが多数。アンケートの回答期間がちょうど真夏だったことが影響していると考えられます。いずれにせよ、買い替えと同様にここでも「必要性」が一番の理由と言えそうです。

そして、買い替えも買い増しもしていない、またはその予定がない理由。『けっこう古い家電もありますが、問題なく使用できるため。』（60代男性）『壊れるまで使用しようと思っている。』（40代女性）と、まだ使えるので買い替える必要がない旨の回答が圧倒的多数。やはりここでも「必要性」が大きな理由となっています。そのほか、エコポイントなどをきっかけに、直近に買い替え・買い増しをしたばかりという回答もいくつか見られました。

自分と世間の買い替え・買い増し理由を比較すると、自分については必要性がほぼすべてであるのに対して、世間については必要性に加えて新しさに惹かれて買うこともあるのでは？と考えていることが分かりました。では、世間の消費増に期待しつつ自分は慎重な姿勢のままなのでしょうか？実は、本当は買い替え・買い増しをしたいが我慢している、という様子も見られます。アベノミクス効果が広く世間に浸透すれば、買い替えへと転じるかもしれません。