「東京オリンピック開催決定」について ~buzzLifeリーダーアンケート-2013年9月より

(アンケート期間:2013年9月10〜23日 総回答数:2,139名)

2020年の東京オリンピック開催決定。2016年の招致失敗もあり、「今度こそ」の思いで見守っていた人も多いと思います。開催決定で生活は変わる?変わらない?そして、そう感じた理由は?buzzリーダーのみなさんに「東京オリンピック開催決定」についてアンケートをとったところ、2000名以上の方から回答をいただきました。
また、アンケートの回答結果の一部が、Sankei.bizマイナビウーマンアメーバニュース朝日新聞デジタル調査のチカラMarkeZine財経新聞マピオンニュースInfoseekニュースlivedoorニュースなどに掲載されました。
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Q1.あなたはオリンピックが東京で開催されることについてどう思いますか?(ひとつだけ)

グラフ1

開催決定について尋ねたところ、全体で65%が「うれしい」と回答。年代別で見ると、年代が上がるにつれて「うれしい」が多い傾向にあります。
また、既婚者や子どものいる回答者も、未婚者・子どものいない回答者と比べて「うれしい」が多くなっています。
逆に「うれしくない」は10%弱にとどまる結果となりました。

Q2.Q1で回答された(うれしい/うれしくない/どちらでもない)の理由を教えてください。

  • 前回の時は小学校一年生でした。でもその感動は忘れられません。子供達にも地元での感動を味わって欲しいとおもいます。50代/女性/chaijiさん
  • 間近でオリンピックが見れるチャンス。子供がちょうど中学生や小学生ごろ。人生にいい影響を与えてもらえたら嬉しいと思う。30代/女性/くまくさん
  • とっても嬉しい、前回の東京開催時はまだ若くてあまり印象がないので是非観戦して脳裏に焼き付けておきたい。60代/男性/volvo725さん
  • 交通網がイレギュラーになったり、日常生活にさしさわりが出ると思うから。各国からたくさんの人が来て治安が悪化すると思うから。40代/女性/rrrrrさん
  • 少子高齢化が進み、借金がこれからますます増えそうな状況で、こんなにお金を使っていいとは思えない。20代/女性/ひろ816さん

50代以上では前回の東京オリンピックの実体験が影響して「うれしい」という理由が多いようです。また、既婚者や子どもがいる人は、7年後という間近な未来に自分や家族の姿を想像して楽しみにする様子が見られます。逆に「うれしくない」理由は治安や経済面での不安が多く見られました。交通網の乱れなど都内在住者は嬉しさ半分・不安半分といったところのようです。 先に震災や放射能対策に人手とお金を遣うべき、と他にやるべきことがあるという意見も見られました。

Q3.東京オリンピックによって、あなたの生活は変わると思いますか?(ひとつだけ)

グラフ1

次に、東京オリンピック開催で生活に変化があるかどうかを予想してもらったところ、「変わらないと思う」が半数強、「変わると思う」はその半分にとどまりました。なお、上の年代・既婚・子どもありで「変わる」がやや多い傾向がありましたが、「うれしいかどうか」に比べてその差は少ないようです。
うれしさ・期待感が変化予想にそのままつながっているわけではなく、変化は変化として冷静に考えている様子が見られます。

Q4.Q3で回答された(変わる/変わらない/どちらでもない)について、何がどう変わるのか、変わらないのかなど思ったことや理由を教えてください。

  • 経済効果があるように思うから、私たちの生活が良くなるようになって欲しいという期待も込めて。40代/女性/みっきー1030さん
  • 現在の勤務地が選手村等が出来る地域に程近いので、何らかの変化はあるだろうなと思っています。20代/女性/ほともさん
  • 多少のバブルが来ても私の生活には影響しないと思うし、そのまま景気が右肩上がりはあり得ないと思うので。30代/女性/ビビアンさん
  • 開催される地域には経済効果や道路や設備などいろいろな変化があると思いますが地方には何の変化も恩恵もないと思います。50代/女性/makine3さん
  • 神戸に住んでおり、仕事もリタイアしているので、観光客や景気(特に株式がどのようになるか?)の動向等しか関心が無い。60代/男性/masafさん

「変わる」派の意見は経済面への効果が多く、期待込みの意見も見られます。「変わらない」派は、東京に住んでいる以外の人の意見が多く、経済効果はありそうとしながらも東京の外には広がらないとみているようです。それに対し都内在住者は自分の生活への影響が大きいことから、ポジ・ネガ含めて具体的にとらえている傾向があります。オリンピック開催を盛り上げるには、7年後の私たちの暮らしをイメージさせ、自分ごととして捉えさせる働きかけが必要といえるでしょう。

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